MAESTROのFZ-1/FUZZ-TONEやACE TONEのFM-1のような60年代のくさび形の筐体、SHIN-EI(新映電気)の輸出用ブランド？SEKOVAの「MADE IN JAPAN」のファズ。 このクロームメッキボディーのファズは「SEKOVA No.59 DISTORTION BOX」という名称で知らているものですが、こちらは9V仕様の後期型で前期型の単3電池×1の1.5V仕様とは別物です。 YouTubeなどで検索してよくヒットするものは前期型で大量に製造されたいわゆるFZ-1の日本製クローンのひとつで、サティスファクション系のトレブリーなバキバキ歪むタイプですが今回の出品物はトランジスタを3基から2基に変更されたFA-Ⅱサーキットと呼ばれているほうです(ゲルマニウム/松下2SB173×2) ボトムのあるブーミーなジリジリした歪みで、同じとは言えませんがややSHIN-EIのFY-2に近いタイプに感じます(実機にある程度近い質感と思われる動画↓) https://www.youtube.com/watch?v=Epc236S48tM ボリュームのツマミはカチッという電源ON/OFFを兼ねているものです。 インプットはオリジナルの状態はFZ-1のようにジャックではなくコード式で繋がっていましたが切断し、ボディーの穴を広げて実用的に差し込みのジャックに交換しました。